金曜日, 12月 04, 2009

上等?いえいえ上棟です。


「今日の会議はジョウトウなのでお休みします」とみんなに言って事務所を出て、戻ってくると「会議上等」というあだ名がついていた、新築部の城戸です。

上等ではなくて、上棟です。
棟上(むねあげ)とも言われています。


どこが上棟なのかと申しますと、注文住宅のT様邸。
注文住宅のため、これまでTさんと何度も打ち合わせを重ねてきました。

悩みに悩んで決めてきたお家が上棟の日に一気に形になってきます。
お施主さんにとっても、工事を担当する私たちにとっても上棟は緊張と喜びにあふれる一日なのです。

それでは、上棟の一日を追ってみましょう。

大工さんは早起きです。
朝早くから仕事が始まります。
前日までに土台は作ってしまっているので、まずは1Fの柱から。
加工した土台の穴に、1本ずつ手で入れていきます。

柱を入れ終わったら、次は梁です。
これも1本ずつクレーンで吊り上げ、数人の大工さんたちが調整しながらゆっくりと降ろしていきます。

水平垂直の調整をしたら、すぐに2Fへ取り掛かります。

吊り上げるクレーンはこんな感じになっています。

そして(だいぶ省略していますが)あっという間に3Fの小屋組みまで完成です!

上棟のお祝いのために大工さんが棟飾りを建物の一番高いところに取り付けています。
夕日と看板のコントラストが綺麗に決まっていますね。


そして、最後にTさん・大工さんらと一緒に建物の四隅に塩・米・お酒を撒く四方払いをして
上棟は完了です!

最後は日が暮れてしまいましたが、上棟の余韻を味わうかのように
みんななかなか帰ろうとせず、建物を眺めておりました。

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