火曜日, 8月 17, 2010

大工さんの意地(解答編)

皆様こんにちは!
新築部の城戸です。

お待たせいたしました!
前回の組木の問題、解答編をお送りいたします。
答えが待ちきれず何人もの方から問い合わせがありました。

それではお送りいたしましょう。
二つの木を分解するとこんな風になっています。



ミソは左側の部材です。中央部分がウス~クなっています。
そして、木材は水に濡らすと膨張して曲がりやすくなるのです。

なので、このうす~くなった部分を濡らして広げることによって、右側の先が大きい部材が入っちゃうんですね。昔の神社などでも使われている組み方なのだそうです。









昔の人の知恵には驚かされますね。
薄くなった部分が隠れるようにつなぎ目を塞いであって丁寧なつくりになっています。

ちなみに木材は軽くて強い材料なんです。
同じ重さで比べたらコンクリートの20倍の引張強さになるんですよ。

自然の力に感服した出来事でした~